プロフィール

つっちー

主筆:つっちー
九州方面某田舎在住。
三十路男。偏屈。理屈屋。
人生ザッピング。
最近、妻に逃げられました(マジ)。

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世に問う日々・・・(家族に起きた不幸について)
子供好きを公言してはばからない。子供にもそれほど嫌われるほうでも無いとは思う。友達の子供に泣かれた時などは、結構なショックを受ける。"子供に嫌われる/嫌われない"というのは、人を見る時の判断基準の一つにもなる。無論、嫌われないに越した事は無い。

何度か「はてなダイアリー」では書いているが、自分の子供は居ない。正直、子供が欲しいと思った事は幾度と無くあるが、それは私自身の身体問題であったり、相手側の身体問題であったり、タイミングであったり。理由は色々であろうけれども、自分自身の子供を持った事が無い。過去には、結婚相手が子持ち(妥当な言い方が見つからないが)であった事があって、父親となったことはあるが、年齢的に既に高校生だったから、幼児養育の苦労など全く無かった。それどころか、自分が高校生だった時と比較してその差異に驚いた位にモノである。

私の親戚を考えてみる。元々親戚というのが少ない家なのだけれども、その中でも、私の同世代の人数は4人程度。相応の年齢には達しているものの私と従兄弟の一人は全くそういった気配が無いということで、私の祖父母、母親の世代から、「孫」待望論が聞かれて久しい。子供とはまた違った意味で、楽しみであるらしく、「いつになることやら」と正月に親戚一同が会した席でも、ため息交じりに言われておった。

そんな時、弟嫁「懐妊」の報が流れて、親戚中が狂喜乱舞。まだまだ先の話でもあるのに、早くも産着やら子供服やらを買いに行く人まで出る始末である。確かにめでたいことだが、早過ぎないかと思わないでもない。妻に逃げられたばかりでそれどころではない私の身にもなれとも思う。そういったわけで、リアルな世界ではそういった祝い事もあって、家族中が大混乱しており、弟の変わりに色々と手続きの手伝いなども行なわねばならず(弟が現在仕事で家に居ないので)、忙しい日々を過ごしていた。

ここまではよろしい。まことにめでたいわけだが、この話は急転直下、家族中を奈落の底に突き落とす事態に陥る。某日、弟夫婦が、病院から帰ってきてのこと、実に暗い顔のまま何も話さずに家を出ていった。それからも会話する機会も無く、「何かあったのか?」といぶかしんでいた所が、胎児に異常が見つかったということで、大学病院やら、有名な産院やらを山の如くまわったが、五体満足で出生する可能性が無いということが判明する。泣き喚き、騒ぎ、呆然・・・。そういった混沌というか、混乱というか明けぬ日々が続き、結局は家族会議の結果ならびに、当人たちの意思をもって、手術を行なう事と相成った。

こんな時にかける言葉の一つも見つからぬ自分の無能さであるとか、何一つ力になってやれない無力さであるとか、そういったことがグルグルと頭の中を回っている内に久しぶりに猛烈な鬱に入ってしまって、抗鬱剤と眠剤に頼っていた。なにやらギクシャクとした雰囲気は未だに拭い切れず、弟夫婦の仲も最悪なのである。どちらからも別々に話をしてくるわけだが、いかんせん、三度も結婚に失敗して、今度も妻に逃げられたばかりの自分に何が言えるのか。何が出来るのか。ただただ、呆然と「無理するな」とか「よく話し合って」とか、月並みどころか、小学生の作文にも出てきそうにない無意味な言葉しかかけてやれない。

彼らは何か悪い事をしたのだろうか。「神」が居るというならば、思いの外、残酷な性質のものだなと改めて思った。



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周辺雑記・日記 | 【2006-01-27(Fri) 02:04:31】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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